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【移住コラム】初心者必見「クラファンがうまくいく確率を上げるコツ3選」

【移住コラム】初心者必見「クラファンがうまくいく確率を上げるコツ3選」

2025年07月03日 17:28

2023年1月、私が入居するコワーキングスペース「ウィズスクエア福岡」でイベントを開催しました。


以前書いたクラウドファンディングに関するコラムを、より具体的にお伝えしようと企画しました。今回はMakuakeの九州拠点責任者の宮田紗良さんとともに、「今さら聞けないクラウドファンディングセミナー PRのプロとMakuake担当者に聞く基本と実践ノウハウ」というテーマで実施しました。セミナーの様子はアーカイブ動画がありますので、興味がある方はご覧いただければと思います。

 

今回はクラファンがセミナーの中でも触れた「クラファンがうまくいく確率を上げるコツ3選」をお伝えします

 

1.とにもかくにもプロジェクトの質を高める

「クラファンで資金を集めたい」と考える方に向け、私は最初に「サービスや商品など、プロジェクトの質を高めていかないと、かなりの確率で失敗する」と言い続けています。


これは「クラファンって公開すれば簡単に資金を集められるのでしょう?」と思っている人が一定数いるので、「いやいや、クラファンはそんなに甘いものじゃないですよ」と現実を伝える意味合いもあります。


以前のクラファンコラムで書いたCAMPFIRE、ReadyFor、Makuakeなどのプラットフォームをトップページを見ると、様々なプロジェクトが「目標達成!」となっています。トップページを見ると、「ああやっぱり簡単なんだ」と思いがちですが、そうではありません。


プラットフォームがトップページに掲載しているのは、そのとき話題になっているプロジェクト。ページ検索などでまんべんなく見ていくと、残り10時間を切っているのに1円の支援も集まっていないプロジェクトもあります。こうならないためには、そもそもプロジェクトの質を磨いていく必要があるんです。

2.そもそも「なんでクラファンやりたいの?」を明確にする


クラファンをやる上で、資金集めは「目的」ではなく「手段」として捉えないといけません。自分の周りの知り合いだけでなく、不特定多数の人から資金を集めるので、あなたがクラファンをする「目的」を明確に打ち出さないといけません。


つまり「この商品を作る資金が欲しいからクラファンをやる」のではなく、「この商品を通じて、私は○○な世の中を作りたいから、支援してほしいです!」と世間に公開しないといけません。

あなたはクラファンを通じて何を成し遂げたいのか、どんな世界を作っていきたいのか、どんな未来を描いていきたいのかを人に話せるようにしておくといいでしょう。

その未来を描いた後、クラファンを通じて「フォロワー」を集める必要があります。

参考にこちらの動画を。

https://www.youtube.com/watch?v=V74AxCqOTvg

起業家のデレク・シヴァーズがTEDでプレゼンした「社会運動の起こし方」。この動画で最初に踊る男性が、まさにクラファンの挑戦者なんです。後から踊り出す人たちのように。たくさんのフォロワーを集めないとクラファンを成功に導くのは難しいでしょう。


クラファンは1人でやるものではありません。この点をおさえた上で次のコツを説明します。

3.クラファンは「どれだけ信頼持っているか選手権」である

クラファンで大切なのはプロジェクトの質です。Makuakeなどのプロダクト系であれば商品そのものの質や機能が大切になってきます。それに加え、「誰がプロジェクトを立ち上げたか」も大切なのは、フォロワー集めの部分で記述したとおり。


個人であれ、団体であれ、企業であれ、プロジェクトを立ち上げたら、ユーザーから「このプロジェクトはどんなのだろう」と、リターンをするかどうかの選別が始まります。数あるプロジェクトの中から選んで、このプロジェクトにリターンするかどうかを決めるのにさほど時間はかかりません。

選別のポイントは「このページにどれだけの信頼があるのか」。今回は詳しく書きませんが、プロジェクトページに書く文章や載せる写真・イラストも餞別の要素になります。キレイな写真で載せているほうが印象は良いですし、共感を集めるストーリーを展開するのも、クラファンページを作る上では大切な要素なのです。

ページを見て、「なんか伝えたいメッセージが自己中心的だな」とか「画像が粗くて見づらいな」と思われたら、リターンにはつながらずページから離脱をしてしまうでしょう。

まとめ


九州でもクラファンページを立ち上げて支援を集める個人や団体も増えてきました。クラファンを通じて挑戦者が増えるのは、PRで挑戦者を支援する私にとっては喜ばしいことです。

しかし、ハードルが低くなって誰にでも挑戦ができる環境が整った分、目標達成までにはそれなりの戦略が必要になってくる時代になっています。

「あなたはクラファンを通じて、どんな世の中を作っていきたいですか?」

その問いに答えられたとき、あなたのクラファンは成功の一歩を踏み出すのです。

あなたの挑戦を、待っています。

移住コラム

木村公洋(きむら・きみひろ)さん